こんにちは。「ぶちカボチャ」です。
うちの子が通う保育園で大人気の絵本。タイトルは…
「めっきらもっきらどおんどん」
今回は、そんな「園児たちを虜にする魔法の絵本」について書いていきます。
本との出会い
我が家の5歳の息子君(おしゃべり君)、現在、保育園の年中クラス。
先日、図書館に行った時のこと…。
まだ文字がうまく読めない息子君が、「これ借りる!」「めっきらもっきらどおんどんだよ!」と、嬉しそうに抱えて持ってきた「一冊の絵本」
それが「めっきらもっきらどおんどん」との出会いでした。
「その本、知ってるの?」と聞くと「保育園で先生が読んでくれたよ」との事。
後日、先生に聞くと「1回読み聞かせたらみんなが気に入っちゃって…」と。
家で、2歳の娘っ子と共に2人に読み聞かせてみると、2人で真剣に絵本に見入っていました。
確かに面白い!絵本の世界に引き込まれます。
クラスの子達が気に入るのも納得です。
「めっきらもっきら どおんどん」
内容
主人公は「かんた」くん。
遊んでくれる仲間を探していましたが見つからず、大声でめちゃくちゃな歌を歌います。
すると、木の根元の穴から大きな声が・・・。
覗き込んでみると、穴に吸い込まれてしまいます。
そこで出会ったのは「おばけ3人組」。
かんたは、3人のおばけと次々に遊びます。
おばけ達が疲れて眠ってしまうと、かんたは帰りたくなってきて「おかあ・・・」と叫びます。
すると、かんたは光の渦に吸い込まれて・・・。
歌
タイトルの「めっきらもっきらどおんどん」って何のこと?と思いますよね。
この「めっきらもっきらどおんどん」に意味はないのです。
これは、遊ぶ相手が見つからなかった「かんた」くんが歌った「めちゃくちゃな歌」の歌詞。
あっぺらこの きんぴらこ
じょんがら ぴこたこ
めっきらもっきら どおんどん
ばけもの3人組
かんたくんのめちゃくちゃな歌に反応して、「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」「おたからまんちん」の3人のばけものが出てきます。
かんたはこの3人と次々に遊びますが、「遊んで」と泣いたり「自分が先に遊ぶ」とまるで子供みたいな「ばけものたち」です。
ばけものと聞くと怖いかもしれませんが、決して怖くない愛嬌のある3人組です。
ちなみに、息子君のお気に入りは「おたからまんちん」。
名前が特に気に入っているようで、読み聞かせていると「おたからまんちん」と言いながらクスクス笑っていました。
3人とも個性的な「ばけもの」なので、きっと「自分のお気に入りのばけもの」が見つかると思います。
あそび
「ばけもの」の遊びはとってもユニーク。
「もんもんびゃっこ」遊び
「もんもんびゃっこ」は、なわとびの名人!
もんもんびゃっこのなわとび135回にはかなわなくても、もんもんびゃっこ遊び=なわとびをたくさんして、なわとび名人になっちゃいましょう!
「なわとびの練習」は嫌いでも「もんもんびゃっこ遊び」なら子供も張り切ってくれそうですね。
「しっかかもっかか」遊び
「しっかかもっかか」は赤い髪の小さな女の子みたいな「ばけもの」です。
一緒に遊ぶのは「モモンガ―ごっこ」!
首に風呂敷(または大き目の布)を巻いて「モモンガ―ごっこ」をしましょう!
男の子だと、その後は「マント」にして「ヒーローごっこ」になってしまいそうですね。
「おたからまんちん」遊び
「おたからまんちん」とは、白い眉毛に白いひげを生やしたおじいちゃんみたいなばけものです。
そして、「お宝の交換」をしてくれます。
主人公のかんたくんは、ビールの王冠と不思議な水晶玉(ビー玉)を交換します。
その玉を覗くとそこには「海」が見えるのです。
「ビー玉」を使って「おたからまんちん」ごっこ。
覗いてみたらいつもの世界が違って見えるかもしれませんね!
あとがき
この絵本は、作者の長谷川摂子さんが、おやすみ前のわが子に聞かせていた「作り話」が元になっています。
子どもが引き込まれてしまうリズミカルな言葉。読んでいる私もつい引き込まれてしまいます。
そして、「降矢ななさん」の作画。動きのある登場人物が、絵本いっぱいに広がっていて目を奪われます。
次々に展開していくお話は、飽きっぽい子供たちを虜にし、躍動感のある絵が子供たちの目を離してくれません。
真剣に夢中になって見聞きしている子供たち。主人公の「かんたくん」と共に、絵本の中で化け物たちと遊んでいるんだなと思いました。
最後には「おかあ・・」とつい叫んでしまい現実に帰ってくるところも、子供たちには共感できるポイントで、帰ってこれた安堵感、ほっとできる所なのではないでしょうか。
保育園で年中さんに大人気「めっきらもっきらどおんどん」ですが、我が家の娘っ子2歳も虜にしています。
絵本には「読んであげるなら3才から」と書いてありますが、2歳くらいのお子様にもオススメですよ。
お休み前の読み聞かせにもおすすめの1冊です。是非、見つけたら手に取ってみてください。
最後までありがとうございました。
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