こんにちは。
最近、毎日のように飲んでいる漢方「ヨクイニン」
このヨクイニン、原料は「ハトムギ」なんですが、「どこかで見た事がある植物だ!」思いませんでしたか?
そうです、河原に生えている「ジュズダマ」にそっくりじゃありませんか!小さいころ、よく取ってアクセサリーを作ったあのジュズダマです。
それもそのはず、同じイネ科の穀物。「ジュズダマの栽培化によって変化したのがハトムギ」なんです。
しかし、一見似ているような両者ですが、実は性質はかなり違うのです。
鳩麦「ハトムギ」と数珠玉「ジュズダマ」の違い
・原種 ジュズダマ
・栽培種 ハトムギ
なんですね。
それぞれの性質の違いはこんな感じ
ハトムギ | ジュズダマ |
もち性(粘りが強い) | うるち性(粘りが弱い) |
殻が柔らかい | 殻が固い |
粒はこげ茶色で細長い。(紡鐘型) | 粒は黒っぽく丸っこい |
1年草 | 多年草 |
写真で見ると…
出典:はとむぎ館
と、こんな感じです。どちらも見た目的にはほとんど同じですね。
ハトムギの方が全体がやや大柄で麦の穂のようにねって、実もたくさん付いています。
ハトムギの方が加工しやすい
「ハトムギ」のほうが栽培種だけあって実もたくさん付いていますね。
生産するには、種子がたくさん付く「ハトムギ」の方が利にかなってますね。また、ハトムギの方が、殻が柔らかい事から加工にも適しているんだと思います。(殻を剥いて種子の中身を取り出す為)
成分に違いはあるの?
ハトムギには「コイクセノライド」という成分が含まれていて、この成分がイボや肌荒れに効果があると言われています。
もちろん、この成分は同種のジュズダマにも含まれているそうです。そのため、昔はヨクイニンの代わりとして、ジュズダマも使われていた事がありました。
ハトムギ茶があるならジュズダマ茶もある?
ハトムギと言えば「ハトムギ茶」も有名ですよね。でも、普通の麦茶と比べると高いんですよね。
殻を剥いたり手間がかかるからかもしれません。
と言うか、ハトムギ茶があるなら「ジュズダマ茶」ってのがあってもいいのになと思ったら…。作っている人いました!すごい!沖縄生物倶楽部
やっぱり、ジュズダマだと殻が固いため、割る作業が大変そうです!
あとがき
ヨクイニンを作るなら、ハトムギの方がむいているという事ですね。でもハトムギが「イボ」に効くってなんでわかったんだろう…。
昔の人が、「よし、ジュズダマを栽培してみよう!」って作っていたら実がいっぱいできて殻もやわらかい変種ができた。で、「こっちを栽培しよう!」ってなり…。
しかも「イボも取れる!」ってなったのかな。妄想ですが…。栽培するくらいだから、本当に色々使えたんだなきっと。
でも、ジュズダマもいいよね。僕にとっては小さい頃の懐かしい思い出だ。
現在も数珠玉(ジュズダマ)は秋から冬にかけて河原の土手などを探せは簡単に見つける事が出来ます。見つけたら、みんなでアクセサリーを作ってもたのしいかもですね!
という事で、最後までありがとうございました。
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