こんにちは。当ブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログは子育てをしていく中で知ったことや体験したことを夫婦2人で書いています。
この記事の担当は30代2児の母「ブチママ」です。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
我が家の息子君が4歳4か月で「鼠径(そけい)ヘルニア」になりました。
息子君の病院に付き添う事で知りえた
☆「鼠径(そけい)ヘルニア」とは何か?
☆脱腸した時の様子~病院へ
☆手術の事
☆子供の全身麻酔について
☆手術の申し込みと手術待機時の注意事項について
☆術前検査と手術 本人の様子
☆術後の様子 など
できるだけ詳細に書いていきたいと思います。
お子様が鼠径ヘルニアになり不安に思っているママさんや予備知識として検索されている方のお役に少しでも立てれば嬉しいです。
☆脱腸した時の様子~病院へ
「鼠径ヘルニア」の症状
「腹膜鞘状突起」(→詳しくは体験談その1・「鼠径ヘルニア」とは?)がある、ももの付け根あたりがふくらみます。男女ともに右側に多く出ます。我が家の息子君も右側が腫れていました。おちんちんのすぐ横です。
赤ちゃんは機嫌が悪くなり、泣いたり、ミルクの飲みが悪くなります。
幼児は偏食したり、落ち着きがなくなったり、内向的になったりします。
「嵌頓(かんとん)」(→詳しくは体験談その1・「鼠径ヘルニア」で怖い事)の状態では、機嫌が悪くなり、膨らんだ部分は硬く触ると非常に痛がり、次第にお腹が張って来て嘔吐するようになります。赤ちゃんは痛みの為、泣き止まなくなります。
咳き込んだり、激しく泣いた後、排尿や排便でいきんだ後、運動した後にヘルニアはでやすいです。
・息子君の様子
⏰16時「お腹痛い」
いつも通り、保育園にお迎えに行きました。その時「お腹痛い」と訴えるので、「どこが痛むのか?」と聞くと、「お臍の下辺り」といつも通りの腹痛でした。通園カバンを自分で持ち小走りで階段も降りていて、本人の様子がいつもとあまり変わらなかった事もあり、特に気にしませんでした。
この時はお腹を直接見ていません。
⏰16時30分「軟便」
帰宅後、「うんち出る」と言っておトイレへ。「お腹が痛い」と言っていたため、排せつ後の便を確認すると「軟便」でした。
本人は便が出たためか「痛い」と言わなくなりました。
⏰17時40分「夕食」
パパの帰宅が早かった事もあり早めの夕食を食べて、「スーパーへ買い物へ行こう」と。便が出てお腹が痛くなくなったからか、いつも通りの量を食べていました。
食後の片付けをしているとまた「お腹が痛い」と。
⏰18時20分「2回目の軟便」
また「お腹が痛い」と訴えたため再びトイレへ。便を確認すると軟便でした。量はあまり出ていませんでした。トイレから出てきても「まだお腹が痛い」と。
この時、かなり長い時間トイレに籠っていたように思います。後日、本人からこの時に「右下腹部が痛くなった」と聞きました。
⏰18時30分「脱腸確認」
「お腹が痛いけどスーパーには行きたい」と言っていたため、「パパが抱っこをして少しだけ行こうか?」と息子君を抱っこすると「痛い!!!」と今までにないくらい痛がりました。すぐに下すと「スーパー行かない。お家で待ってる。」と言って右を下にして座椅子に寝転がり動けなくなってしまいなした。
様子がいつもと違うため「どこが痛いのか?」と確認すると、「おちんちんの横」との返事が。ブチママ、目視で確認。・・・よくわからず。右を下にうずくまって寝ていたため腫れた様子が見てわかりませんでした。
パパに代わってもらい確認。「上を向いてごらん」と言って仰向けにさせると、右下腹部に腫れが。「これ、ヘルニアだ!救急車!」。119番しました。
⏰19時「病院到着」
救急車に乗り込み、病院へ。救急車の中では、救急隊の人に「痛い?」と聞かれれば「うん。」と答える程度で、特に痛がることもなく、それよりも緊張しているようでした。
その日の小児の救急は「静岡県立こども病院」でした。家から比較的近いためすぐに到着。朝の様子や痛がった時の様子、最後の食事の時間や排せつの有無、嘔吐の有無を聞かれ、私は問診票の記入へ。(母子手帳を必ず持って行って下さい!)
先生からすぐに「エコーで確認しますが、たぶんヘルニアでしょう」と言われました。本人はベットの上で寝ていて、嫌がったり痛がったりすることはありませんでした。看護師さんが持ってきてくれた「トムとジェリー」のDVDを見せられ、その間に先生がエコーで患部を見ながら何やら手で触って・・・気が付いた時にはすでに腫れがなくなっていました。
治療後の先生のお話では「鼠径ヘルニア」との事でした。
「1歳前後の子がよくなる病気だが、前にもこのような事はなかったか?」聞かれました。
「手術になるのか経過観察していくのか、外来を受診するように。」との事。
何と、「静岡県立こども病院」では「ヘルニア外来」と言う「ヘルニア」専門の外科外来があるのです。すぐに予約を入れていただきました。
⏰翌日「ヘルニア外来」
外科外来に到着すると「ヘルニアの手術・入院について」と言う冊子を渡されました。パパから「なるべくなら手術はしたくない。」と言われてきたのに・・・。
先生は触診するとすぐに「手術はいつにしますか?」と!!心の準備が全くできていませんでした。
パパから「すぐに「はい、はい」言うな」と言われたのと、全身麻酔をかけることに不安があったため「手術はしなくてはいけませんか?」と聞くと「やらなくていいのなら、言いません!」とやや怒られてしまいました。
「パパと手術について話してから予約をしたい」と申し出ると「ご家族のご理解がないまま手術をすることはトラブルの元になりますので。」と。次の外来の予約を取りその日は帰りました。
帰り道パパに電話で伝えると、パパは自分で調べてくれていて「手術しよう」と言ってくれました。とても心強かったです。「家族の理解」はトラブルの元だけでなく、一緒にいる家族の心の支えになりますよね。
⏰2週間後「ヘルニア外来」
「ヘルニア外来」の担当医師は毎週水曜日しかいらっしゃらないそうで、予約は2週間後でした。
その間、息子君はヘルニアになることはありませんでした。ただ、ヘルニアになった時の痛みがこわいようで、便をする時にうまくいきめずにいました。
最初の何日かは便をするときに付き添い、ももの付け根を押さえてあげることでうまく便をしていました。
そして、手術の予約をしたのです。
→体験談その3へ続く・・・
今回、我が家ではパパがすぐに「ヘルニアだ」と気づいてくれたので大事には至りませんでした。もし、あの時、パパがいなかったら私は気づけずにいたと思います。
私にもっと「鼠径ヘルニア」の知識があればすぐに気づいてあげられたのでは・・・と思い体験談を綴っています。
お子さんが「お腹が痛い」と訴えてきた時、お腹を直接見て目視で確認していますか?ももの付け根見ますか??
私は「どこが痛むの?」と聞くだけでしていませんでした。
子供が体調不良を訴えてきた時、どんなに忙しい時でも直接子供の様子を見て、「いつもと違うところがないかな?」と確認をしなくてはいけないなと強く思っています。
不安に思っているママさん、大丈夫です。私も最初は同じでした。
鼠径ヘルニアについてこの記事が少しでもお役に立てば幸いです。
最後までありがとうございました。
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